映画『雪風 YUKIKAZE』観てきました~!ヽ(;▽;)ノ
大好きな艦の一つである『雪風』と、
まさかの主演・竹野内豊さん(大ファン)というダブルコンボ!!
映画『雪風 YUKIKAZE』
— 映画『雪風 YUKIKAZE』公式 (@yukikazemovie) 2025年6月24日
◤⚓本ポスター解禁⚓◢
「 生きて帰る 生きて還す 」
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超豪華キャストで贈る、この夏、最大の感動巨編#雪風YUKIKAZE
𝟴.𝟭𝟱🎬 pic.twitter.com/B17swajx8I
CMを見て衝撃が走りました……
それからずーっと観に行きたかったのですが、
なかなか予定が立てられず、
やっと予約が取れた日は、その翌日で放映終了でした…!危なかった!!
今日は、その感想を綴っていこうと思います!
(※以下、ネタバレを含みますので注意です)
駆逐艦『雪風』は、駆逐艦時雨と並ぶ「幸運艦」として名高い艦で、
戦後80年が経つ今も高い人気を誇っています。
この映画は「史実に基づいたフィクション」とのことですが、
SONY PICTURES制作ということで、とにかく映像美が素晴らしい……!
特に、坊ノ岬沖海戦のシーンのクオリティの高さは圧巻でした。
そして登場人物たちは、実は歴代の「雪風」艦長たちの人物像をまとめたようなキャラクターとなっており、
セリフや出来事の一つ一つが、実際の艦長たちのエピソードをベースにしている点もとても良かったです。
他レビューサイトでは、「戦闘シーンが少なかった」という声も見かけました。
確かに『雪風』は、史実では歴史に残る大海戦のほぼすべてに参戦しています。
しかし、過激なCGはかえって“戦争”が安っぽく見えてしまうこともありますし、
大日本帝国を象徴する戦艦『大和』と共に戦った坊ノ岬沖海戦をメインに据えた構成は、むしろ妥当だったのではないかと感じました。
この映画が伝えたいのは、戦闘そのものではありませんからね。
中盤では、艦が撃沈されボートで海を漂流する連合軍兵士たちに対し、
艦長が攻撃を禁じるシーンがあります。
敬礼をして見逃したというこの日本軍の行動ですが、これは実際にアメリカやイギリス側の記録にも残っている出来事のようです。
似たような行動は、キスカ島撤退作戦で知られる指揮官・木村昌福も行っています。
このような、いわば“武士道精神”とも言える「丸腰の相手を斬るのは恥」という考え方は、実は旧日本陸海軍の教えの根本にも存在していました。
現代では、「戦争の引き金となった」として批判されることも多い旧日本陸海軍の思想教育ですが、
その一方で、この“情け”の精神から、あえて敵を見逃したと考えられる日本の行動が数多く記録されているのも事実です。
私は、映画『雪風』は、人を救うことの尊さ、
そしてそれが連鎖していく様子を描いた映画だと思いました。
先任伍長の早瀬幸平(玉木宏さん)は、映画冒頭の戦闘後シーンから、
またいつ攻撃されるかもわからない戦禍の中で、とにかく兵士を最後の一人まで救助することを大切にしていました。
しかしその後、新しく艦長となった寺澤一利(竹野内豊さん)に、
「判断を誤るな」と咎められてしまいます。
早く撤退すべきだったのではないか、という意味での叱責です。
それでも、あの時早瀬が最後の一人まで助けたからこそ、
その“最後の一人”であった井上壮太(奥平大兼さん)が、その後「雪風」の水雷員となって再会し、
そして「雪風」の艦内に敵軍の魚雷がはまってしまった際も、
井上のおかげで無事取り除かれました。
助けられた人が、次は助ける側にまわる。
この展開には、なんとも胸が熱くなりました。
命を奪い合う時代に起きた、命を助けることの尊さ。
これこそが、映画『雪風 YUKIKAZE』の伝えたかったことだと思います。
もちろん戦闘下では、いつまた攻撃されるか分かりません。
救助に時間をかけすぎれば、追撃を受けて全滅してしまう可能性も十分あります。
その意味では、寺澤の判断も決して間違っていたわけではなく、むしろ当時の戦場ではそうした判断の方が主流だったのでしょう。
しかしその後、早瀬の姿に触発された寺澤も、
人を救うことの大切さを知り、『雪風』の艦長として、できる限り全員を救うことに重きを置くようになります。
そして物語の中盤。
早瀬は連合国軍の空撃から井上を庇い、即死してしまいます。
その死を象徴するように映し出される、千切れた生々しい右腕。
井上が必死にそれを繋ぎ合わせ、早瀬の蘇生を試みるシーンは本当に切なく、胸に迫るものがありました。
その後の水葬の場面で井上が発した、
「先任伍長は、泳ぎが苦手かもしれません」
という一言には、思わず胸が締め付けられました。
早瀬は生前、井上に、自分は海のない長野県で生まれ育ったことを語っていました。
海のない環境で育った彼にとって、大海原を走る『雪風』から見える、どこまでも続く青い海の景色は、戦争という極限の状況の中で、
束の間でも心を解放してくれる存在だったのかもしれません。
そんな彼が旅立つ場所が海だったことは、どこか皮肉にも感じられますが、
早瀬本人の目には、その景色はどう映っていたのでしょうか。
こんな最期であってもせめて、あの広い海に還ることを、
ほんの少しだけでも安らぎを感じてくれていたなら、
井上も、そしてスクリーンで号泣していた私も救われます……
映画終盤。
戦争によって多くの戦艦が失われた日本海軍の中で、ほとんど無傷のまま終戦を迎えた『雪風』は、戦後はアジア各地に残された邦人の引き揚げのために奔走しました。
そして『雪風』の上で、新たな命が誕生します。
この艦に乗った人たち、そしてこの艦に関わった人たちもまた、
誰かを救い、そして誰かに救われていきました。
寺澤の3歳だった娘は、その後成長して自衛隊に入隊しました。
救助ボートに乗り、豪雨災害の中で屋根の上に避難していた少年と猫を助け出します。父・寺澤から贈られた花の髪飾りが、とてもよく似合っていました。
こうして、人を助けるという素晴らしい輪は広がっていきます。
日本は戦後、軍の解体を余儀なくされましたが、
現在の自衛隊は日本国内だけでなく、世界各地の紛争地域や災害地域でも活動し、
今も多くの人々を救い続けています。
戦わず、守る。
だからこそ、日本の自衛隊には、実は世界中にファンがいるとも言われています(*´ー`*)
あらゆる激戦に参戦しながらも、その全てを生き抜いた『雪風』。
もしかするとそれは、“日本を救い、復興へと繋ぐ”という使命を天から与えられていたからなのかもしれません。
実際、雪風の艦長が乗組員に
「雪風には幸運の神が宿っている」
と語っていたという逸話も残っています。
しかし残念ながら、『雪風』は引き揚げ活動を終えた後、日本の賠償艦として中華民国(台湾)へ引き渡されます。
その後、艦名を『丹陽』と改めて運用され、1970年に退役します。
引退の頃には日本国内で返還を求める運動も起こり、台湾政府側も返還を検討する姿勢を示したと言われています。
しかし台風による損傷などの事情もあり、
最終的にはスクラップとして解体されることとなり、『雪風』の日本への帰還は叶いませんでした。
本当に残念な結末ではありますが、そもそも賠償艦として引き渡された艦である以上、
日本側から正式に返還を求めることは難しい立場でもありました。
また、当時の国際関係を考えれば、政治的な摩擦を避ける判断もあったのかもしれません。
そして私が号泣した、最後のシーン。
「おーい!日本!」
「頼むぞ!日本!」
「ずーっと見てるからな!」
『雪風』の甲板に立った日本海軍の兵士たちが、スクリーンの向こうの私たちに向かって手を振ります。
このシーンこそが、この映画――
いや、すべての反戦映画が、最も伝えようとしていることなのではないかと思いました。
当時を生きた人々は、今の日本を、そして今を生きる私たちを、
ずっと見続けているのかもしれません。
自分たちが命と引き換えに守った日本を、
未来を生きる私たちに託したのですから。
何度も語られてきた言葉かもしれませんが、
便利で平和な今の私たちの生活は、たった80年前に犠牲となった多くの人々の上に成り立っています。
忘れてしまうのならまだしも、
そもそもその歴史を知らない人が増えているのではないか……
そんなことを、ふと考えてしまう昨今です。
当時の凄惨な状況をよく知っている人であれば、少なくとも暴力を軽々しく肯定するようなことはしないのではないでしょうか。
平和な日本で生まれ、徴兵の経験もなく、
安全圏から戦争を賛美するような言葉を語ることほど、愚かなことはないのかもしれません。
ラストでは、戦後から25年が経った1970年、大阪万博の景色を背景に、
水雷員だった井上が、艦長・寺澤へ送った手紙が読み上げられていきます。
そして戦後80年が経つ2025年の今年も、
大阪万博が開催され、最先端の科学技術が並び、多くの国々のパビリオンが立ち並んでいます。
すべてが破壊し尽くされたかのようだった戦後から、わずか25年で復興を果たした日本。
そして2025年の現在、日本はあの頃よりさらに近代化し、世界でも有数の先進国となりました。しかし――
“……そんな時代があった。
そのことさえ忘れなければ、この国は大丈夫です。
日本は大丈夫です。”
井上が寺澤へ綴ったこの言葉のような未来に、
はたして2025年の日本は、本当にたどり着いているだろうか。
どうしても、そう考えてしまう自分がいます。
今を生きる私たちは、この言葉に照らして現在の日本を見つめ直し、
理解し、そして必要な反省をしていくことが大切なのではないかと感じました。
そして何より、政治に関わる人々こそ、
この言葉を心に深く刻むべきではないでしょうか。
今も昔も、国民は政治の判断によって大きく運命を左右されてきたのですから。
“……たった80年前、海は戦場でした。”
この言葉とともに、戦後の復興シーンの後に流れるエンドロールでは、
壮絶な海上戦があったことが嘘のように、
ただ静かな“波の音”が響いています。
戦争は、もう終わった。
そう思ってしまうほど、穏やかな波の音です。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
日本は今こそ平和かもしれませんが、
世界は決して、ずっと平和だったわけではありません。
戦後も世界各地で争いは起こり続けてきました。
そして日本もまた、そうした国際情勢の中で、いつ巻き込まれてもおかしくない状況に置かれてきました。
それは今も、変わらないのだと思います。
海に囲まれた日本にとって、
次に訪れるかもしれない戦争の足音もまた、
“波の音”になるのではないでしょうか。
もう二度と、あの美しい海の音を荒立てることがないように。
またあの悲劇が、日本だけでなく、
どんな国においても繰り返されないように。
被害者であり、同時に加害者でもあった歴史を持つ私たち日本人は、
今こそ過去をきちんと見つめ、他国とも手を取り合いながら、
真の平和へ向かう努力を続けていかなければならないのだと思います。
映画館を出た今も、
「ずーっと見てるからな!」というあの声が、頭から離れません。
いや、きっと、忘れてはいけないのでしょう。
彼らから日本を託されたということを、
私は忘れない。
本当に本当に、
とても良い映画でした。
◾️終わりに
良い涙活にもなりました……。゚(゚´ω`゚)゚。
そして、Uruさんの主題歌もとっても良いですね!
歌詞に曲調に、そして歌声。
ずーっとリピートしては、映画のシーンの一つ一つを思い出します。
なぜ上映期間が短いんだ……全国民が見るべき映画です。というか政治家!!
彼らには、この映画を見て感想文4000字を書く必修課題を課したい!!!!
そんで私は、勢いで模型(6,600円)買っちまいました……
1/350スケールなので、全長338mm(約34cm)です(白目)スペース無いのに……
でもいつかは戦艦の模型欲しいと思っていたので、とりあえず完成を頑張ります┌(; ̄◇ ̄)┘